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店の名前はルーテンベルク
日によって酒場にもなるし、カフェにもなる不思議な店だ。
そしてここのオ―ナ―の名前はジェルト私より30歳ほど歳上で誰にでも好かれる良いおじいちゃんだ。表向きは…
ん? 私の名前だって?
俺の名前…いや私の名前はユリアで表向きは、カネがない家なき子の少女…
「ユリアちゃん?何1人でブツブツ言ってるの?」
あぁ、ついでにこの子も紹介しとく。
青色の髪に透き通るような緑色の目をしている彼女は私のバイト仲間だ。
名前は…そう、ミキ
この子だけはなかなか名前がでてこないなぜだろうか。
「ユリアちゃん、お客さんまってるよ!」
こんな事をしてる場合じゃない。
今業務中だ。
「うん! わかった いまいく~」
ニッコリ笑顔を見せる。
しかし、それは作り笑いだ。
内心はこう思っている。
はぁ~いつまで、こんな事がつづくのだろうか…
そう元々、俺はユリアではなく、以前の名前をルーテンベルク 歳32のオッサンだった。
そんな俺はこの世界でも名高い戦士だった。
ある日依頼を受けた。
魔女の討伐…
簡単なクエストになるはずだった。
しかし、俺はまんまとその魔女にはめられ、魔法をかけられた。
少女になる魔法を…
俺はその姿で、クエストを受けた酒場(カフェ)に戻ると、アルバイトと勘違いされそのまま働く事に…
そして…今に至る。
まさか自分の名前が付く店で働くとは…
少女の姿に慣れない俺は心の中と外向きの自分と戦いながら、昼間はアルバイト、夜は魔法をかけた魔女探しに没頭する日々を過ごすのである。
まぁ、これから俺…私の話が始まると思うから楽しみにまっててね★?
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