第1章

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繁華街から離れた所にある小さな喫茶店 従業員は店長を除いて一人 開店しているときでも喫茶店の隅、窓側の席に座り、机の上にタロットカードを広げる ドアを開けてお客さんが店に入って来れば、「らっしゃいませー」とやる気のない声をかけるが、視線は一切カードから離さない 黒髪短髪でメガネをかけた、普通にしていればそこそこもてるだろう知的な外見の、童顔の男性店員 エプロンさえしていなければ、学生が暇つぶしに来ているとしか思われないが、なぜか店長にも客にも怒られない
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