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「っ゛、ぁ゛――な゛っ!?」
左右に振っていた筈なのに、右の膝を抜かれた。
偶然なのか、それともソレが、狙撃手の技術(スキル)なのか。
――どちらにせよ。
「あぁ――くそっ」
次の一撃で、眉間を撃ち抜かれた。
視界が一気に黒に塗り潰され――死亡した。
真っ暗闇の中、脳裏に浮かぶ、
『You are dead』
の、死を告げる、おどろおどろしい、赤い文字。
その数秒後。
『リスタートしますか?』
――【YES】
――【NO】
の決まり文句。
ご丁寧に、『チェックポイントからの再スタートになります』と説明つきだ。
俺は、宙に浮かぶ様な不思議な浮遊感の中、「やってられるか」と、【NO】をコールした。
…
……
………。
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