『1』

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「っ゛、ぁ゛――な゛っ!?」 左右に振っていた筈なのに、右の膝を抜かれた。 偶然なのか、それともソレが、狙撃手の技術(スキル)なのか。 ――どちらにせよ。 「あぁ――くそっ」 次の一撃で、眉間を撃ち抜かれた。 視界が一気に黒に塗り潰され――死亡した。 真っ暗闇の中、脳裏に浮かぶ、 『You are dead』 の、死を告げる、おどろおどろしい、赤い文字。 その数秒後。 『リスタートしますか?』 ――【YES】 ――【NO】 の決まり文句。 ご丁寧に、『チェックポイントからの再スタートになります』と説明つきだ。 俺は、宙に浮かぶ様な不思議な浮遊感の中、「やってられるか」と、【NO】をコールした。 … …… ………。
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