小噺(こばなし)・引越しそば妄騒記(もうそうき)

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 お集まりのお方、とくとご覧あれ!  時は幕末、安政4年(1857年)。  日本は江戸幕府と阿蘭陀(オランダ)国の間に結ばれなすった追加条約で、貿易規制の緩和が定められやした。  明くる安政5年(1858年)「安政五ヶ国条約」が締結、安政6年(1859年)に長崎は再び開港し、長年続いた鎖国政策は終わりを告げ、おおっぴらな自由貿易が始まりやした。 「夜明けは近いぜよ!」んなこと言ったのは誰やったかは忘れましたが、ここに本格的な、あ「ぐろおばりぜえしょん」の足音が近付いたのは、確かでやんす。  これは、そんな時代のお話。  ずずずずずいいいいいいいいっ! とお楽しみ下され~!!
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