第1章

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仕事が終わると、すぐに病院へ向かった。 しかし、もう沢さんは帰ったようで居なかった。 自分のアパートへ着くと、自分の部屋より先に沢さんの部屋のインターフォンを鳴らした。 「え。」 違和感。 もう一度インターフォンを押す。 鳴らない。 「なんで!?嘘だろ!?」 なんども連打する。 イントーフォンが鳴らないんだ。 どんどんと部屋のドアを叩く。 「沢さん!沢さん!!いるんでしょ!?」 それっきり沢さんには会えなかった。 いつの間にか沢さんは引っ越していた。 何も言わずに沢さんが居なくなってしまった事はショックだったけど、俺の命を助けてくれた人が隣に住んでいた事は間違いがない筈だ。 その後、良縁に恵まれ明日俺は結婚するので記念カキコ。 と、俺はPCを閉じた。 明日、俺は結婚する。 俺がこうして明日を迎える事ができたのも沢さんが俺を助けてくれたからだと思ってる。 叶うならもう一度会いたいな。 そんな事を思いながらベッドに潜り込んで目を閉じた。 終わり
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