彼の行く先

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「でも、まだあっちは朝早いし……」 再び躊躇しようとしたけど、 理沙にキッと睨まれ、口をつぐんだ。 「わかった」 聞きたいことはいくらでもある。 どうしてそこにいるのかとか 今誰といるのかとか 何をしているのかとか いつまでそこにいるのかとか 考え始めたらどんどん想いが溢れてくるから、まとまりがつかなくて……。 理沙に急かされながら 私が送ったはじめのメールは、たったの3文字。 『元気?』
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