翼の折れたコンドル

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6 あずさとゆういちろうの長女がレイプの被害を受けてニンシンしていた問題については、4ヶ月前にカノジョをナンパした男にレイプされてニンシンしたと言うことが明らかになりましたので、6人の男子学生は無実だと言うことになりましたので、ゆういちろうは誤って人を死なせてしまったことから家族や職場に顔向けができなくなりましたので行方をくらませてしまったのでありました。 あずさは、今回の一件で壬生川で暮らして行くことができなくなってしまいましたので、長女と末っ子の次女を連れて川之石(八幡浜市)にあります母方の実家に逃げ込んだのでありました。 あずさの母親は、今回の一件で公立病院の仕事を続けて行くことができなくなってしまいましたので辞職をしまして、娘と孫娘ふたりを追いかけて川之石へ逃げたのでありました。 あずさとゆういちろうの長男につきましては、安全の面を考えまして、島根県西部の山間部にあります特別支援学校へ転校しまして、寄宿舎生活を送ることになったのでありました。 その一方で、ミツグはペルーへ帰国したい気持ちを持ち続けていることを考慮しまして、帰国へ向けての準備をするためによしえの家を離れて、クリーニング工場の近くにありますマンスリーアパートへ移りまして、帰国へ向けての準備をすることになりました。 しかし、ミツグは周囲の雰囲気になじめないために工場内でヒンパンにもめ事ばかりを繰り返したあげくに工場を飛び出してしまったのでありました。 ミツグは、工場を飛び出した時に頭がサクラン状態におちいっていましたので、交差点で両手を広げて通行中の車を止めた後にその場から逃げることを繰り返していたのでありました。 この時ミツグは、善悪の区別がつかなくなっていましたので、危険な状態におちいっていたのでありました。 11月13日のことでありましたが、埼玉県警が熊谷市で発生しました強盗殺人事件の再捜査をした結果、事件現場に残されていた血液のDNA鑑定の結果、ミツグの血液型と一致しましたのでミツグに逮捕状が出ている中で、ミツグが愛媛県内に潜伏していたことが明らかになりましたので、愛媛県警に協力要請が出ていましたが、本部長であるあずさの父親が消極的になっていましたので、内部で不満がくすぶっていたのでありました。 県警本部長室では、あずさの父親と副本部長との間で激しいやり取りがあったのでありました。
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