漆黒の月～家族が廃人になってしまった日

翼の折れたコンドル

「何なのですかこれは一体…本部長!!辞表を出せば問題が解決をすると思っているようでありますが、あんたはよくても内部の人間は思いきり怒っているのですよ!!本部長!!」
「そないに言うな…ワシは…県民の生命財産を守る自信がなくなってしまったので辞職するのだよぉ…娘婿が殺人事件を起こして行方をくらませていることもあるから…ワシが本部長の席にいたら県民の信頼を大きく損ねると思って…」

あずさの父親は、こう言った後に本部長室を出ていったのでありましたが副本部長は思いきり怒っていたのでありました。

「本部長!!あんたね!!このまま逃げる気なのですか!!本部長!!」

副本部長は思いきりキレてしまいましたので、県警の幹部クラスの人間を集めてあずさの父親に対して懲罰委員会を開くと言いました後に、愛媛県と関西と東京の報道機関にはあずさの父親が職務放棄をして逃げたことを夕方のワイドニュースのトップで報じよと電話で伝えたのでありました。

副本部長からの電話を聞きました愛媛県と関西と東京の報道機関の記者が愛媛県警本部前の玄関に殺到したのでありました。

早いところでは、夕方４時前のワイドニュース番組のトップで報じられていたのでありました。

記者たちは、あずさの父親が埼玉県警からの捜査協力要請を受け付けないと言うことを理由に職務放棄をしたと言うことについて取材攻勢を強めていたのでありました。

あずさの父親は、運転手が運転する車に乗りまして丹原方面へ逃げていたのでありました。

時は、夕方５時に３分前でありました。

この時、真っ黒な雲がもくもくと出ていまして雷雨になりそうな空でありました。

その時に事件が発生したのでありました。

(キー!!ドスーン!!)

この時、交差点でミツグが両手を広めて車を止めていましたが、急ブレーキをかけたことが原因でショウトツしてしまったのでありました。