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もとひこは、10月3日以降毎週木曜日になるとふみかに対してきつい暴力をふるい続けているのにかかわらず、あずさやゆみかはムカンシンになっていましたので、そのうち取り返しのつかない非常事態におちいる危険性が高まっていたのでありました。
比例するように、ゆみえはわがままばかりを言うようになっていましたのであずさとゆみかは受け身になっていましてゆみえが都合が悪い時はダダをこねてもいいと言う気持ちになっていたことからゆみかは母親失格になっていたようでありました。
見たい番組が始まる時間が来たら『チャンネル変えて!!』と叫べば変えてもらえる…ほしいものがあれば、その場に寝そべって『買って!!』と言えばほしいものを買ってもらえる…など…
ゆみえのわがままは日増しにエスカレートして行くばかりであるのにもかかわらずにあずさとゆみかは甘やかすだけ甘やかしていましたので、取り返しのつかない非常事態におちいってしまう日は、刻々と迫っていたのでありました。
そしてとうとう、10月24日に取り返しのつかないサイアクの事件が発生してしまったのでありました。
この日、ゆみえが楽しみにしているアニメ番組の秋の特別スペシャルが放映される日でありました。
ゆみかはもとひこに『ゆみえが楽しみにしている番組なので、たまには家族みんなで1台のテレビで同じ番組を見てみたらどうかなと思うのだけど…』と優しく言いまして、一緒にアニメ番組を見ようと言いました。
もとひこは、気乗りのしない返事をしましてゆみえにチャンネルをゆずりましたが、もとひこはトイレに行くふりをしましてふみかの部屋に侵入したあげくに、ふみかに対してより強烈な暴力を加えたのでありました。
もとひこはこの時頭がサクラン状態におちいっていて、善悪の判断が分からなくなっていましたので、ふみかがぐったりするまで暴力をふるい続けていたのでありました。
ふみかは、殴られぱなし犯されてばかりになっていましたので抵抗することができなくなっていたのでありました。
そして次の日朝になりまして、取り返しのつかない非常事態が発生したのでありました。
この時、もとひこは朝から出掛けていましたので家にはいなかったのでありました。
ゆみかは、ふみかが起きて来ないので心配になりましたので、ふみかの部屋に行ったのでありました。
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