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『おい、起きろ』
「う~ぁ、っつ此処は何処だ?」
俺は確か局中法度の違反により、土方に切腹を申し上げられ、粛清されて自分は死んだはずだ。
なのになんでまだ意識があるんだ?
周囲を渡す限り 白、白、白。
上を見ても下を見ても白。
今立っているのかわからない程にとにかく白かった。
『おい、いい加減こっちを振り向け。』
背後から声が聞こえたので、振り向くと、
振り向いた先には、男が立っていた。
甘栗色の髪は肩につかないくらいの長さで、着ている着物は西洋人に似たモノのようだ。
顔は綺麗だが見る限り神々しく普通の人間には見えなかった。
「あんた誰だ。
俺は確かに死んだはずだぜ。」
『私か、私は過去と未来を司る神だ
まあ、管理人でもある。』
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