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二人より身長(167)も低く体系も細く小柄で筋肉質でもないが、剣の腕はかなりのものである。
顔も童顔で可愛らしい少年だ。
笑うと犬のような無邪気さを醸し出す。
藤堂の声がしたので原田永倉が同時に振りかえる。
「なんだよ、平助。
おめぇは他の奴に飯を食われても平気なのかよ!」
「誰もそんなこと言ってないだろ!!
それより酒も飲もうよ!」
原田を宥めるように言うと、懐から高級な酒瓶を取り出した。
それには目を丸くして二人も驚いていた。
「おいおい平助、どこに隠してたんだよ!」
「そうだぜ!?
それにその酒高いんじゃないのか?」
二人の余りの驚きとは別に藤堂は平然と質問に返す。
「実はこれ芹沢さんが買ってくれて俺にくれたんだ!!」
藤堂はニコニコした笑顔で説明する。
「「な、ハアアアアアアア」」
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