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くだらないことに気を取られ、俺はビショップの激憤に気付くのが遅れた。
「セっかく・のエクス・まきナだが仕方がナい」「此処・ヲ、通ス訳にはイ・かぬノダ!」背中合わせの二騎が互い違いの印を結ぶ。
迸る金の閃光。二騎の発動させたオーブが光を放つ。それは強力な波動を積層させ、天蓋を覆うドームと化した。積層魔法陣だ。「メザめよ! 狂戦士!」「所・詮はコピー人格ダ。アノ時のように・コロシ・アうがイイ!」
バーサーカーモード! 吐き気を催す記憶。あの悪夢のような闘い。奴等はあれを再現しようとしているのだ。ウロボロス――そしてビショップの呪い。
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