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その眼は俺の覚悟を探っている。俺は頷いた。やるしかない。「俺達はコウベに向かってるんだな?」つまるとこ。
「違う」テッドは肩を竦めた。「方向音痴だな」皆が笑う。一言多いぞ。
「輸送船の足だけじゃギリギリだ。マキナを載せる分、どうしても遅くなる」行き先を告げないままテッドは続けた。「それにルークとお前だけじゃ駒が足りない」確かに真っ向勝負。集結したマキナの群れに突っ込むのは無謀と言えた。
「ジャミングフィールドの内側には、死神部隊とロイヤルハイネス。黒衣の傭兵旅団も一緒だ。だが、当てにはできないぞ」
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