第1章 マリア

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マリアがいなくたって、今までは自分の食べ物や書籍や…。自分自身でコントロール出来たんだから。 それがいきなり河北マリアなんて女に邪魔されるのはおかしいぞ、大河内春樹いいいい!!! (ここちょっとジョジョみたいによろしく)。 マリアは翌日、ホテルから、大河内の家へと、タクシーを走らせた。 「そう。そこ~。大河内春樹ってところ。うんうん、領収書は大河内春樹できっといて」 マリアは図々しいメイドであるのだった。 大河内がマリアが来たのを知ると、大河内は、「そこがキッチン、トイレ、バス、ワインセラー。書斎は俺がイジってるから、触らないように。まずは昼食を頼むよ」 と言った。 マリアは「昼食何にします!?和食、フレンチ、イタリアン」 大河内は悩んで、 「カレーライス」 なんてつまらないリクエストをしてしまった。 もっと何か良さそうなものがあろうに。 「はあい、マリア様のカレーは本格的ですから、少々お待ち下さい」と、言うマリア。 マリアがなんとなく頼もしく見えてきた大河内春樹だった。
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