第1章 奇妙新聞記者

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世界には奇妙な出来事がある 人は奇妙な出来事に興味があるが あんまり自分から見に行く事はない そんな奇妙な出来事を 調査しその出来事を新聞に書く 奇妙新聞社が存在している。 その新聞社に 今年から新しく入った新人 利田 明人(かがた あきと)と呼ばれる 青年が居た。 「お~い!明人!」 「ん?何ですか?」 明人は呼ばれた方に向かうと 窓際の近くに座った男性がその方に居た。 「すまねぇな!明人!まぁ、そこに座ってくれ」 男性に言われるがままに 明人は椅子に座った。 この男性は 浜木 勇作(はまき ゆうさく) この奇妙新聞社の上司になる人だった。 「勇作先輩?どうしたんですか?」 明人は勇作に話しかけると 勇作は笑いながら言った。 「いや~!お前が書いた!新聞が面白くてな! あの『仮面の謎』の奇妙な事件を調査して 推理小説ぽくってよかったぜ!」 勇作は明人が書いた 仮面の謎の記事を誉めていた。 明人は新入りだが あらゆる村や街で起きた 奇妙な事件を解決をしたり トリックを見破り それを推理小説ぽく書く 新聞記事が人気であった。 「明人 この世界には奇妙な出来事がまだ沢山あるが…お前はこの奇妙な出来事の仕事が好きか?」 勇作は真剣な顔になり 明人に問うと明人は笑いながら 「当たり前じゃないですか!俺は奇妙な事件が好きだから この会社に入りました!だから、俺は奇妙な出来事を追い続けますよ!」 「よく言った!明人!流石 期待の新人だ!」 勇作は笑いながら 明人の肩を叩く 「痛い!痛いですよ!先輩!」 「あはは!すまん!で…だ…明人 また奇妙な特ダネがあるんだが…行ってみるか?」 勇作は懐から 一枚の記事を取り出し 明人に渡した。 明人はその記事を見ると ある文字に食い付いた 『仇宮村の神隠し(あだみやむらのかみかくし)』と… 「神隠し?」 「そうだ…仇宮村には昔から 神隠しと呼ばれる事件があるんだ…」 勇作はその神隠し事件の話を語り始めた。
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