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香澄が迷っていると、
周りの人間たちが、
行け行けと言わんばかりに、
支度を促した。
でも、
俊也の方が、
次のジャンプをキャンセルしたり、
一緒に飛ぶ予定だったスチューデントに、
事情を話したり、
パラシュートを畳んだりと、
忙しそうだった。
「すみません、
時間かかっちゃって。
じゃあ、
行きましょう」
二十分ぐらいして俊也がやってきた。
インストラクターの宮脇も一緒だったが、
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