アラフォー女が異世界へ引越してみた

面接

［鳳凰の間］って書いてる。こうゆう場所って結婚式とかパーティとかするとこか。

結構広い、ここが面接までの待合室。

何人くらいいるのか、キッチリ並んでる訳じゃないので適当だけど、2～3百人てところか。

さっきから周りの視線が痛い。理由はなんとなく理解した。

生成りのレースがあしらわれた白の七分袖ブラウス、フリフリじゃないよ。おとなし目。

ボトムは黒のパンツ、足元はスエード調のデッキシューズ、所々ビーズがあしらわれてる。

化粧は普段全くしないが面接ってこともあって、口紅くらいはつけた。

奇抜な格好はしてない。普通に街中歩ける。

あ、視線の理由ね。

周りはほぼリクルートスーツなの、男女とも黒や紺で。あ、でも所々に浮いた人はいる、アタシ以外にも。

よかった。

だけど、コレってどこかの会社面接か？っていう雰囲気。

見回して、やっぱり圧倒的に20代が多そう。50代くらいの人はチラホラ。

面接通知書に服装規定あったっけ？リクルートスーツで来いって？

書いてなかったよ。