アラフォー女が異世界へ引越してみた

面接

50代の白髪交じりの髪を短く刈ったオヤジ。

日焼け具合が外で仕事をしてきた人間という事を証明してる。

白のVネックのシャツ(グンゼと見た！)に明るいグレーの背広(ちょっとよれよれ)

下は………ニッカポッカだw

「いやぁ、なんかサラリーマン見たいな連中ばっかりで、どうしようかと思ってたら、

普段着の姉ちゃんがいてホッとしたわ～」

オヤジは頭を～ボリボリ掻きながら話しかけてきた。

一応余所行きなんですけど、コレ。

今時余所行きという思考をしてしまう自分に(ババア感半端ねえ)と、チョットorz

「服装指定なかったし、いいんじゃないですか」っと答えてみた。

でもニッカポッカはないと思うわ。

この面接知り合いと一緒に来れるってもんじゃないから周りで会話がないの。

基本個人募集で家族募集はなかった。移民なのに。

静けさの中にガテン系のオヤジのデカイ声が響く。

無視してもよかったんだけど、かえって目立つわ。

「だよな～。おまけに心気くせ～ツラ並んでて、もういんじまおうかと思ったわ」

いや、オヤジ！周りの視線に殺気が混じるからヤメテ。

「就職面接じゃないし、そんなに構える事ないと思いますよ」にっこり職業スマイル。

ただし、「お前の笑顔は笑顔じゃない」と以前勤めていた病院の師長に言われた事がある。

作り笑顔が出来てないらしい、鏡見て練習とかありえないし。