第1章

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でも、他3人は面倒くさそうに黒谷を見た。確かに面倒くさいよなー。男らしく笑って流せればいいのに…。 「はぁ…。何がよくないの?この子の言った通りだよ?黒ちゃん。本当のこと言われて怒っちゃだめでしょー。」 「うるせぇ!こんなに馬鹿にされて黙ってられるか!」 「…じゃあどうすんの?」 その問いかけに黒谷はこっちを見た。 「絶対、お前を弄んで捨ててやる!」 『はぁ?』 みんなの声がハモった。そらそーだ。意味がわかんない。なに?もてあそぶって。18にもなってそんなこと思いつくとか馬鹿じゃない? 「お前…何言ってんの?」 そーだ!言ってやれ!爽やかくん!(勝手に命名) 「うるせぇ!ここまで馬鹿にされてはい、おしまいってなるか!絶対この女泣かせてやる」 「流石に引くよ?黒ちゃん。」 うんうん!もっと言って!小悪魔くん!(例にならって勝手に命名) 「それに、弄んで捨てるなんて本人の前で言っちゃったらダメじゃん。」 うんう…ん!?そこなの!?違うでしょ! 「もう決めたことだし!絶対泣かせる」 子供かよ…。大体にして弄ぶやら泣かせるやら…そんなこと考えつくなんて… 「女々しすぎでしょ…」 黒谷がこっちを睨んできた。やば…声に出てた? 「あはは!やっぱ最高!宮田さん、面白いねー」 「いや!違くて!…これは、その…!」 あぁぁぁぁ、あんまり黒谷を刺激しないでー。今のは不可抗力なんだよー!
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