第1章

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すっ、と、MEはある扉の前に立っていた。 重い、白の扉。 それを開けることが、使命だと解っている。 ME、は、透けている手で、そのドアを開けた。 「おめでとうございます」 中へ入るなり、髪の毛が金色で長い、男なのか女なのか解らない中性的な人物がMEを迎え入れてくれた。 男なのか、女なのか解らないのは、MEと一緒。 その人物は、MEをじっと見るなり、考え込んで。 3色の、水晶玉を、赤いちいさな座布団の上に置いた。
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