第1章

8/10
前へ
/10ページ
次へ
「むかしむかしあるところに、お爺さんとお婆さんがいました。 お爺さんは山に柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。 お婆さんが洗濯をしていると川上からドンブラコ、ドンブラコと、大きな大きな桃が流れて来るではありませんか──── ────鬼退治を終えた桃太郎はたくさんの宝を持ち帰って、お爺さんとお婆さんと幸せに過ごしました。 おしまい」 父親が読み終えた時、御主人は興奮して「もう一回、もう一回」とせがんだ。 すると父親は「仕方ないなー」と言いながら、また読み始めた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加