監視対象

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それから数年後、最初に引き取った白玉が病気で亡くなった。 その年の春、隣の空き地に猫の親子が引っ越ししてきた。 白色の毛の猫だった。 あの母猫に似ている気がした。 ぼくは猫になにも言わなかった。 数日後、母猫に一番似ている白い子猫が庭に座っていた。 ぼくはその子を飼うことにした。 名前は成猫になったときのことを考えて大福にした。
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