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野郎の手で高く掲げられた、青×白ストライプのトランクス。
「これ、だーれの!」
「返して!それは僕のだ!」
「 "僕の" だって!聞いたか?」
野郎は「待ってました」と言わんばかりの過剰な反応を見せた。
教室中に下品な笑い声が響く。
自分の事を "俺" と呼ぶことが、
大人への第一歩だとか、格好いいとか思っている、
馬鹿で低脳な坊や達と一緒にされるのは、
真っ平御免だと言ってやりたい。
……言ってやりたいだけだけど。
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