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(首都高を走っている時が....本当に"生きてる"って感じがする....!本当の自分を表せる様な気がするっ!)
この世界に入って正解だ。無理やりだがこの世界を自分に味合わせてくれた先輩に感謝だ。
バイパーのチューンが完了するまで時間は掛かるが、そのうちに先輩と全力のバトルを...!
「....って、私は思っていたのですが....」
肉々しい見た目のピザに齧り付く。
ダウナーな表情を僅かに崩してカロリーの高い食べ物を次から次に片付けるのは、細身だが胸はとても大きいOLであり走り屋。
「先輩が突然会社から居なくなってしまい....『最近皆が目立ってるから私が目立てない。演技派女優になるから外国に行くわ』と....置き手紙がありまして....」
エキゾースト・イヴこと森山千夏が突然消えた。
病に倒れた訳でもなく誘拐された訳でもない。
奥底に隠していた事が在るとは言え、元々フリーダムで気まぐれな性格なのでどんな会社も長くは持たなかったそうなのだ。
今度は海外に狙いを定めたらしく今頃イタリアの大地でも踏みしめているのだろうか?
唐突過ぎるので唖然としてしまったが、千夏の性格を考えるとまぁ仕方ないな....諦めが付く。勿論裏切られたとは言わないが少しショックだったが。
(まぁ....本当に演技派女優になるか新しい彼氏さんを作ればまた日本に帰って来る....私はそんな気がします。私は待ってますよ....何時かバトルする時を)
しかし今後の首都高はどうしよう?
ショッキングピンクのスープラは千夏と共に消えたしバイパーもまだチューニングの真っ最中。
そこでRS6アバント、世界最強と言われているワゴン車を購入しバトルは行わないが夜の首都高を走る。法定速度を超えぬ様に。
璃由良からすれば世界最強のワゴンと言えどパワーが物足りない(注:600馬力近くあります)
首都高専用マシンをバイパーに、その他にはアバントを使う。少し前はバイパーを街乗りでも使用するつもりだったが....
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