俺の称号を言ってみろ

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...であるが、そんなレンジローバーに魔改造を施しエンジンを車体後方に(無理やり)移動させ運動性能を向上、2300kg以上ある重量も極限まで軽量化、ツインターボにNOSを取り付け900馬力以上を絞りだし巨大なウイングまで携えたモンスターへと変化させてしまった。 轟は嫌がったのだが無理やりナビシートに乗せられてしまい逃げる事は出来ない。 クリフのドライビングによりロサンゼルスの夜のストリートを爆走する魔改造レンジローバー、とんでもない速さで時速は300を余裕で超えて... これぞ世界最速のSUVだっ! と、笑うクリフが握るステアリングが突如すっぽ抜けた 時速300以上でのステアリングすっぽ抜け事件、あまりの超展開にお互い数秒顔を見合わせてしまった。 当然コントロール不能となりアホ二人を乗せた走る棺桶はクラッシュ。何十回も中を舞い頑丈なボディはぐちゃぐちゃ、NOSが漏れ出して爆破炎上... 最速だったSUVは短い生涯を終え搭乗していた二人はどう考えても死 ...と思っていたら間一髪ガラスをブチ破り映画のスタントシーンの如く炎から逃げ出す二人、あれだけ転がったのにお互いのダメージはかすり傷...奇跡である。 「大"馬"鹿"野"郎"っ"っ"!!!殺す気かぁぁぁ"っ"っ"!!!今のどう考えても普通なら死んでただろっ!!」 「ゴメンよぉ~、でもトドロキと一緒なら死んでもいいかな~ってさ!受身を取ってなかったら死んでたと思うよ!HAHAHA!」 「受身とかそういう問題じゃねーだろっ!!だから俺は嫌だって言ったんだよっ!!あんなアホみたいな死に方じゃ死んでも死に切れねぇだろうがっっ!!」
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