俺の称号を言ってみろ

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流石に懲りた様でこの件をキッカケにして走り屋としての運転からすっぱりと足を洗う(当たり前) 一応病院で精密検査を受けたが二人は普通では無かったので問題なかった。 そんなこんなで騒がしいコンビは表と裏の世界で活躍、暇つぶしとしてラスベガスのカジノでたんまりと遊ぶ事だって何てこと無い。 昼は依頼をこなし夜はレース三昧、まるでゲームの様なリアル世界を生きてきた何でも屋&ドライバー・専属チューナー。 貯まりに貯まった貯金を崩し新しく購入した轟の愛車は 『ファルコン・F7』 デトロイトで発表されたバイパーなどのカスタムキットを製作するファルコンモータースポーツが手掛けたオリジナル・スーパーカー。 生産はハンドメイドであり、コルベットのエンジンをベースにチューニングされた心臓部はV型8気筒7.0リッターで620馬力を誇る。 軽量素材を多様し車重は約1260kg、ミッドシップレイアウトと合わさり抜群の加速性能+最高速度は320km/h。 ワイド&ロー、攻撃的なフェイスマスク、ルーフ部は着脱可能でオープンカーにもなり得る。イグニッションスイッチやトグルスイッチが並ぶインパネも超クールだ。 ファルコン・F7はスーパーカーとしては比較的安価(それでも1700万以上) 大金持ちになった轟としては安い買い物だが見た目と車名が気に入ったらしい。 クリフの手でチューンドされNOSも搭載、ただでさえ速かった存在がさらに速く... そんな轟に魅せられたのはクリフだけではない、走り終えた轟の元を訪れたのは世界的に有名な車のコレクター。 轟の走りに感動したので是非とも激闘を繰り広げた愛車...ファルコン・F7を譲ってくれないかと無茶振りをされた。 当然断る轟だがコレクターが提示してきた車は.... 「私よりもトドロキ、キミが持ってくれた方がこのマシンも喜ぶ、私はそう思う。殆ど運転せず埃を被るよりはキミの様な素晴らしいハシリヤに...」 全ての車の頂点に経つと言われる『超・スーパーカー』 頂点の存在のさらに限定モデルであるマクラーレン・F1-LMだったのだ。
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