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「オネチャン……
ワタシ……キライカ?」
「!?」
唐突に、聞いてきたユウリの言葉は、優真の心にぐさりと突き刺さるも受け止めきれない心と感情がユウリを傷つけようとする。
「えぇ。嫌いよ。
あんたなんか認めない。」
「ソカ………。」
「いいから、ほっといて!
私はここから出るの!!
あの人にも二度と合わないって言っておきなさい!!」
悲しげに聞こえるユウリの声。
もはや、感情を制御などできるはずもない。
「早く!私の前から消えなさい!」
「デモ、オネチャン!
ワタシ…オネチャンスキ。
アイタカタカ。
オカサン、オネチャンシンダイウタ。
デモ、ユウリ……アエルキガシタ。
ダカラマテタ。ヤトアエタ。」
「うるさい!
もうほって置いてよ!!
私に妹なんていない!
私にいるのは留奈お姉ちゃんだけなんだから!!」
激しく怒鳴り散らす優真は、拳を強く握りしめ、振り返る。
すると、優真の服を掴んでいたユウリの手のひらがバリッと剥がれ、ユウリの手のひらが真っ赤に染まる。
「ちょっと!あんた!手が!!」
驚きユウリの表情を見ると、唇は真紫になっており、虚ろな目でふらふらと揺れていた。
「ユウリ…カナシイ。
ワタシ……オネチャン………」
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