初代英雄、弥達の動向①

2/13

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
「ハァハァハァ……。 あははははっ!楽しかった! あれが雨か!うん。たまにはいい! 新鮮だなぁ!」 と、留奈はご満悦そうに笑っていたが、他のものはそうでもない。 「サタン!あなたねっ!」 「ビチョビチョデス。」 「まぁ!まて!! 今乾かすものだすから! フレイムボール!」 サタンは、火の玉を召喚し、地に浮かべる。 「サタン…… 着替えるから、あんたちょっとあっち行ってなさい。」 「おう。」 「優真…。 着替えもビチョビチョだ。」 「……っー! サタン!なんとかしなさい!」 「なんとかって…… さっきの魔法じゃ洞窟内に雨が降るだろう?」 「本当!使えないわねっ!」 「オネチャン…… ドウドウ。」 「とりあえず、絞って乾かそう。」 「あんたはそこで正座だかんね!」 「はぁー。」 サタンの自爆により、足止めをくらった留奈達。 雨が止むのを待ち、一時の休息。 その間、時を戻し、弥達の動向を見ることにしよう。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加