初代英雄、弥達の動向①

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「皆!大丈夫か!!」 戦場に1人の男の声が轟く。 彼は、仲間を見捨てることの出来ない。 お人好し、アホ、中二病、だが、ここぞという時にやってくれる頼もしい男。 そこが英雄たる由縁。 「なんか、イラっとしたが、気のせいか。」 そして、この状況下を覆せる唯一の存在と言っても過言ではない。 「弥君!何故戻ってきた!!」 「弥お兄ちゃん! 留奈達は?」 「先に行った! 蹴ちらすぞ!!!」 と、魔法剣アイスブランドを抜き、威風堂々と敵陣に切り込んでいく。 「くらえ!アイスブラスト!!」 「術式0!再展開!! シルバーレイン!!!」 「いくよー!!! バリスタ!!! ファイヤー!!!」 弥は、アイスブラストにて、モンスター達の足止めをし、拓也がメスの雨を降らす。 そして、由奈が自らの体をバリスタに見立て、矢尻の様な大きな石をモンスターの群れへと撃ち込む。 撃ち込まれたモンスター達は、吹き飛び骸をあらわにする。 「よし!残るは、真戦組が相手しているやつらだけだ! 一気に殲滅するぞ!」 と、意気揚々と1人、戦場を駆け抜ける。 「わかった!」 「お兄ちゃん! 援護するよ!!」 「頼む!」
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