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「皆!大丈夫か!!」
戦場に1人の男の声が轟く。
彼は、仲間を見捨てることの出来ない。
お人好し、アホ、中二病、だが、ここぞという時にやってくれる頼もしい男。
そこが英雄たる由縁。
「なんか、イラっとしたが、気のせいか。」
そして、この状況下を覆せる唯一の存在と言っても過言ではない。
「弥君!何故戻ってきた!!」
「弥お兄ちゃん!
留奈達は?」
「先に行った!
蹴ちらすぞ!!!」
と、魔法剣アイスブランドを抜き、威風堂々と敵陣に切り込んでいく。
「くらえ!アイスブラスト!!」
「術式0!再展開!!
シルバーレイン!!!」
「いくよー!!!
バリスタ!!!
ファイヤー!!!」
弥は、アイスブラストにて、モンスター達の足止めをし、拓也がメスの雨を降らす。
そして、由奈が自らの体をバリスタに見立て、矢尻の様な大きな石をモンスターの群れへと撃ち込む。
撃ち込まれたモンスター達は、吹き飛び骸をあらわにする。
「よし!残るは、真戦組が相手しているやつらだけだ!
一気に殲滅するぞ!」
と、意気揚々と1人、戦場を駆け抜ける。
「わかった!」
「お兄ちゃん!
援護するよ!!」
「頼む!」
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