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総司は、アンデッドの中に、かつて同士だったものを悲しく見つめ、潔く下がる。
「ゴッドハンドよ。
お主が要だ。我と由奈が隙をつく故に、シルバーレインでアンデッドを……」
「ふぅ……弥君。
肩の力を抜きたまえ。
緊張するのはわかるが、それではあっち仲間になってしまうよ。」
「そうだね。
いつも通りでいきましょう。」
と、2人に肩を叩かれ、気が少し晴れた気がする。
「そう……だな!
やれるだけやってみるか!」
「ふん!
勢いだけでは勝てぬわ!!」
「やってみなけりゃ!わかんねーろ!!」
と、アンデッドの大群と真っ向勝負にでた弥達。
だが、首をはねようとも、頭を打ち砕こうとも、奴らは何度でも起き上がってくる。
「くっ!相性最悪ですね。」
「氷漬けにしても、這い出てきやがる。」
「何発うっても起き上がってくるし……
銀が効くのは、ワーウルフだけみたいね。」
「いや……。
どちらかというと、リッチの魔力が相当量って事だ。」
「やはり、リッチから倒すしかない様です。」
「でも……」
リッチは、アンデッドの先におり、ここからでは届かない。
由奈のスナイピングでも、魔法障壁により弾かれてしまう。
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