初代英雄、弥達の動向①

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総司は、アンデッドの中に、かつて同士だったものを悲しく見つめ、潔く下がる。 「ゴッドハンドよ。 お主が要だ。我と由奈が隙をつく故に、シルバーレインでアンデッドを……」 「ふぅ……弥君。 肩の力を抜きたまえ。 緊張するのはわかるが、それではあっち仲間になってしまうよ。」 「そうだね。 いつも通りでいきましょう。」 と、2人に肩を叩かれ、気が少し晴れた気がする。 「そう……だな! やれるだけやってみるか!」 「ふん! 勢いだけでは勝てぬわ!!」 「やってみなけりゃ!わかんねーろ!!」 と、アンデッドの大群と真っ向勝負にでた弥達。 だが、首をはねようとも、頭を打ち砕こうとも、奴らは何度でも起き上がってくる。 「くっ!相性最悪ですね。」 「氷漬けにしても、這い出てきやがる。」 「何発うっても起き上がってくるし…… 銀が効くのは、ワーウルフだけみたいね。」 「いや……。 どちらかというと、リッチの魔力が相当量って事だ。」 「やはり、リッチから倒すしかない様です。」 「でも……」 リッチは、アンデッドの先におり、ここからでは届かない。 由奈のスナイピングでも、魔法障壁により弾かれてしまう。
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