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美知子は背中に強い衝撃を感じて倒れた。
あれほど泣いていた八重の泣き声がぴたりと止まった事に気付き、美知子はフラフラと立ち上がり、八重を背中から下ろした。
八重の頭には銃弾が貫通していた。
美知子は、狂ったように泣き叫けび、憎しみの言葉を口にした。
「八重、八重。どうしてこんな事に。
誰が八重をこんな目に合わせた!
誰が八重を殺した!
決して許さない。復讐してやる」
美知子の目には狂気が宿っていた。
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