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小学校の給食室に行くと、昨日会った雅美と春香のお母さんが給食を作っている。
「あら、美里ちゃんに大輔君、朝食を食べに来たの?」
春香のお母さんが、味噌汁を作りながら声をかけてくれた。
「遅くなっちゃったけど、まだ間に合いますか?」
「大丈夫よ。もうすぐ出来るから、食堂で待ってて。
お昼と夕食はどうする?」
「いいんですか? じゃ、お願いします」
大輔が嬉しそうに答えた。
「大輔君は、ご飯大盛りにしとくから」
春香のお母さんが笑いながら、大輔に話しかける。
大輔は、やった! とガッツポーズをして、また笑われた。
食堂に行くと、20人くらいのお年寄りがいた。
私達は、「おはようございます」と挨拶をして、空いているイスに座った。
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