1474人が本棚に入れています
本棚に追加
/526ページ
山村留学。2日目。
朝、壁を叩く音で目が覚めた。
ここはどこ?
「美里、起きたか?」
壁を叩きながら、大輔が話しかけてくる。
思い出した、昨日から痣渓村に山村留学に来てたんだ。
「うん。今、起きたよ。準備するから待ってね」
「ほーい」
私は、急いでパジャマからTシャツ、ジーパンに着替え、洗面所で顔を洗って歯磨きをする。
「まだか」
「終わったよ。今から朝ごはんだよね。小学校に行ったらいいのかな?
昨日、予約するの忘れてたけど、私達の分あるかな?」
「わからん。とりあえず、行くか?」
お風呂に続き、朝ごはんの事も忘れてた。
私達って、1番大事な事を忘れてる。
また、雅美に笑われてしまいそうだ。
まぁ、無理なら、スーパーに行って、パンを買って食べればいいよね。
最初のコメントを投稿しよう!