山村留学。2日目。

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山村留学。2日目。

朝、壁を叩く音で目が覚めた。 ここはどこ? 「美里、起きたか?」 壁を叩きながら、大輔が話しかけてくる。 思い出した、昨日から痣渓村に山村留学に来てたんだ。 「うん。今、起きたよ。準備するから待ってね」 「ほーい」 私は、急いでパジャマからTシャツ、ジーパンに着替え、洗面所で顔を洗って歯磨きをする。 「まだか」 「終わったよ。今から朝ごはんだよね。小学校に行ったらいいのかな? 昨日、予約するの忘れてたけど、私達の分あるかな?」 「わからん。とりあえず、行くか?」 お風呂に続き、朝ごはんの事も忘れてた。 私達って、1番大事な事を忘れてる。 また、雅美に笑われてしまいそうだ。 まぁ、無理なら、スーパーに行って、パンを買って食べればいいよね。
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