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【???】
「予言の子……奴の力ではなく、この俺の力で敵を葬ってやる!」
遠くから見つめていた一人の人物が強大な気を放ち出した
ボォォォォォォ
【シン】
「!?」
その大きな気を察知したシンは後ろを振り返った
【シン】
「なんだあれは!?」
【音瀬律人】
「あいつは、“前島慶也(まえじまけいや)”だ。凶悪なほどの気で危険人物として扱われ、収容所で処刑されそうになっていた奴だ」
【音瀬鳴貴】
「確か元“青嵐(せいら)”中学の番長だった人物」
【音瀬響鬼】
「早速目立ってきやがったか、アイツは天才と呼べるほどの最強の男だ。くれぐれも気を付けておけ」
【シン】
「あの人は僕たちと同い年なの?なんだかとんでもない威圧を感じる」
【律人】
「同い年だよ、あれだけ強大な気を纏うやつはなかなかいない」
【鳴貴】
「アイツは収容所で看守を半殺しにして処刑されそうになった所で仁介に助けられてここに送られた人物に過ぎない、危険なのは間違いないぜ」
【シン】
「そうだね、敵にならないことを祈りたい」
【前島慶也】
「期待しているぞ、予言の子」
すると慶也は気を閉じておとなしく座りはじめた
【人々】
「なんだ?アイツ急に静かになったぞ」
【響鬼】
「行くぞお前たち」
四人は早くも訓練場から立ち去った
【響鬼】
「さて、ひとまず親父の元に向かうぞ」
【律人】
「爺ちゃんは何してるんだ?」
【響鬼】
「軍編成だ。元々編成自体は前から行なっていたが、まとめているところだろう」
源一がいる設営場にたどり着いた
【音瀬源一】
「随分早かったな、響鬼よ」
【響鬼】
「思ったよりも収穫がデカかったのでな、シンは律人に面倒を見させれば特質能力も時期に開花しつつある」
【源一】
「そうか、ならばシンには第二指揮班に加入してもらおう。とりあえず皆をまとめてくれ」
地下に存在する人々を召集して軍議を始めた
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