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『帝国反乱』
【音瀬源一】
「響鬼よ、決して一人で戦うような無茶はするなよ」
【音瀬響鬼】
「当然だ。少なくとも仲間がいる」
【源一】
「ともかく基地の制圧に兵力を損なうわけにはいかんのでな、すみやかに行動せねばなるまい」
【響鬼】
「俺とてこの五年の間で強くなったつもりだ。やすやすと部下たちを死なせることはせん」
【源一】
「ならば心配は無用のようだな、我々も明日に備えて休むとしようか」
【響鬼】
「あぁ」
早速二人は帰宅して眠りについた
【シン】
「律人、明日はよろしくね」
【音瀬律人】
「あぁ…お前も緊張してるかもしれないが、俺も少し緊張している…。軍の生命を預かる者として、絶対に負けられない戦いだ」
【シン】
「そうだね、僕も戦い自体よくわかってないけど、任された以上は負けられないよ」
【律人】
「それでいい…俺たちは必ず生き残る!」
【音瀬鳴貴】
「頑張ろうぜ」
【シン】
「うん!」
三人はそれから眠りについた
翌日早朝六時になると市場には反乱軍の皆が集まっていた
【律人】
「鳴貴、無茶はするなよ?」
【鳴貴】
「わかってるよ、兄貴こそいきなりやられるようなヘマはすんなよな!」
【律人】
「俺は自分の傷も癒せるから大丈夫だよ。何かあれば補佐がいるしそっちも大丈夫だとは思うけど、死ぬなよ?」
【鳴貴】
「任せておけ」
【反乱軍】
「おはようございます源一殿!我々は既に準備万端です!」
【源一】
「うむ、揃ったようだな。ではこれより、帝国軍基地を目掛けて出撃する!途中帝国軍と遭遇したら無茶な戦いは避けつつ人々の救出を行うように!」
【反乱軍】
「わかりました」
【源一】
「では皆の者…今より練馬区から中央区帝国軍基地を目指して出撃せよ!そして武運を祈る!」
【反乱軍】
「おぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
【響鬼】
「俺たちも続くぞ!」
【反乱軍】
「おぉぉぉぉぉぉッ!!」
【永妻圭佑】
「皆、遅れをとるな!」
【反乱軍】
「おぉぉぉぉッ!」
反乱軍は地下から一気に駆け上がり、秘密の抜け道から外に一斉に飛び出した
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