『帝国反乱』

5/20
前へ
/58ページ
次へ
【神聖日本帝国軍一等兵】 「報告致します!近くで狩屋上等兵が反乱軍と交戦し敵に敗北したとのことです」 【神聖日本帝国軍-軍曹-守寺俊徳】 「俺がすぐに向かう、そこへ案内しろ」 新宿区にいた軍曹率いる帝国軍はシンたちのもとに向かう ダッダッダッダ 狩屋たちの戦闘が終わると他の指揮班部隊が集まってきた 【反乱軍指揮班-総指揮官-永妻圭佑】 「ところで君たち、勝手に戦闘を始めるのやめてもらっていいかな」 【反乱軍第二指揮-班長-シン】 「あなたは確か…総指揮官?」 【永妻圭佑】 「そう、僕が選ばれし総指揮官。いくら君たちが強くても勝手に動かれてはやりにくい、今後は僕の指示に従うように」 【反乱軍第二指揮-副班長-月影千逸】 「申し訳ありません、ところでどのように動けばいいでしょうか?」 【反乱軍指揮班-総副指揮官-叡智冬夜(えいちとうや)】 「気安く圭佑さんに語りかけるな!圭佑さんが許しても我らが許さん」 【反乱軍指揮班-総副指揮官-村松佐清(むらまつすけきよ)】 「圭佑さんの指示はこれから行う、黙って聞いていればいい」 【永妻圭佑】 「どうやら勝手に動いた部隊もいるようだから、ここにいる部隊にのみ伝える。まず…第二指揮班は僕たちと共に港区に向かってもらう」 【シン】 「それだけ?」 【圭佑】 「第三指揮班は品川区、第四指揮班と第六指揮班は台東区、第五指揮班は文京区に向かってくれ。 【反乱軍第四指揮-班長-音瀬鳴貴】 「ちょっと待ってくれ、なんで全部隊で品川区じゃないんだ?」 【叡智冬夜】 「貴様、勝手に話すな!」 【音瀬鳴貴】 「うるせぇ、お前には聞いてない」 【冬夜】 「なんだと?」 【音瀬律人】 「よせ、鳴貴」 【圭佑】 「これは敵の戦力を分散させる為、そしてあくまで中央区から近い区域には必ず敵がいるはずだ。彼らを牽制しながら戦い僕らは囮となる」 【反乱軍第六指揮-班長-海崎宗仁】 「なぜ第四と第六が同じなんだ?」 【圭佑】 「台東区域は中央区に近い、恐らく強い敵がいてもおかしくはない為、二部隊で進軍してほしい」 【海崎宗仁】 「了解した」 【鳴貴】 「よろしく頼みます、宗仁さん」 【宗仁】 「あぁ、よろしく。俺に敬語は使わなくていいよ」 【鳴貴】 「そうか?なら遠慮なく」 【圭佑】 「他の部隊もじゅうぶん注意して進軍してくれ、早くも敵はここ新宿に集まってきている。すぐに分散しよう!何かあれば報告をしてくれ」 【反乱軍第三指揮-班長-工藤大悟】 「了解だ」 【反乱軍第五指揮-班長-桐生彰一】 「了解」 ダダダダダダッ 反乱軍は一斉に散らばっていった 【圭佑】 「さて、僕たちも向かおう」 【シン】 「うん!」 ダッダッダッダ 【???】 「待て、お前たちどこへ向かうつもりだ?」 【シン】 「……!だれ?」 【神聖日本帝国軍-軍曹-守寺俊徳】 「そこに寝てる狩屋を倒したのは貴様らか?見事だ。だが今度はそうはいかんぞ?」 【圭佑】 「…さっきの部下の上官か?」 【守寺俊徳】 「そうだ。久々の殺しを楽しませてくれよ?」 守寺は身構えた
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加