忘却の子ノ神ー序章ー

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【アランディム神王子:ケルディ=アランディム】 「待てよ、邪神!」 “光剣(インビハイト)” ザンッ 【王神の子:シン=アルベラン】 「アンタは……ケルディ!!?」 【ケルディ】 「おいおい、相変わらずお前は呼び捨てか?ケルディ神王子だ。久しぶりだな!シン」 【ファージャック】 「ケルディ神王子殿!お久しぶりでございます。ご無事で何より」 【ケルディ】 「お久しぶりです、ファージャック殿。感動の再会はここまでにして、ここは俺に任せて先に行ってくれ」 【シン】 「あぁ……頼んだぜ、ケルディ!」 【???】 「ノガサナイ」 “憎鎖(メーザ)” 【ケルディ】 「しつこい奴だ!!」 “光剣”! ザンッ ザンッ 【シン】 「助かった、行くぞファージャック!」 タッタッタッタ 【ケルディ】 「ところでお前は一体何者だ?」 【邪神:ハンジャパオ】 「ワレハ”ジャシン ハンジャパオ”、クュルティンサマヨリ ツクラレシモノ」 【ケルディ】 「邪神……か、悪いがお前たちのような禍々しい存在を放置するわけにはいかない、消えてもらうぞ!」 【???】 「さて、それはどうかな」 【ケルディ】 「なに?」 “支配ノ刻(ムルフダール)”! 【ケルディ】 「チッ、新手か!」 ケルディは向かってくる黒い闇を避けた 【邪神:グリプオール】 「我は“邪神グリプオール”、神々の支配を任された存在」 【ケルディ】 「なぜこんなことをする?何が目的だ?」 【グリプオール】 「貴様に答える気はない」 “邪神召喚(ジーニース)” グリプオールの禍々しい力によって周辺に新たな邪神が現れる 【ケルディ】 「なんだコイツらは!?」 【???】 「呼んだか?」 【グリプオール】 「紹介しよう、コイツらは“邪神ティーオザグ”と“邪神エンヴァルティオ”だ」 【邪神:ティーオザグ】 「なんだ、こんなやつ程度に我らを呼ぶとは」 【グリプオール】 「コイツの他に逃亡者がいる、すぐに追う必要がある」 【ティーオザグ】 「まぁ待てせっかくだ、我ら四体の力で生命を生み出し派遣させればよい」 【グリプオール】 「それもそうか」 出よ!憎神!!
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