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王神界では神々の頂点に立つ王神ディージャードと強力な神々が邪神軍に対抗していた
【破壊神:クフィトラ】
「ディージャード様、我ら破壊神だけでは抑えきれません」
【王神:ディージャード=アルベラン】
「そのようだな……。集え、十創神!」
“神々召喚(ジタニース)”
ゴゴゴゴゴゴゴッ
ディージャードの元に強力な神々が十体現れた
【十創神:ネフラディ=エーゼル】
「お久しぶりです王神様、我ら十創神参上致しました」
【ディージャード】
「お主たちを再び呼ぶこととなるとは思わなかったが、この世界が危機に陥っている、力を貸してくれ」
【ネフラディ=エーゼル】
「承知致しました。これより我らは邪神軍を殲滅致します」
【クフィトラ】
「助かります、エーゼル様」
【ネフラディ=エーゼル】
「神の恩恵を受けよ、邪神軍」
“神ノ恩恵(ロフティドゥ)”!
眩い閃光とともに大軍が押し寄せる邪神軍を一瞬で光が包み出す
【邪神軍】
「ぐぁぁぁッ」
【ネフラディ=エーゼル】
「我らと闘うのだ」
邪神軍はネフラディ=エーゼルの能力によって一部、神軍として復活を果たした
【一創神:クァルクァン】
「邪を清めよ」
“天水(ヒュルティ)”
クァルクァンの能力によって空から雨が降り出し
邪神軍の闇を払い出していく
【邪神軍】
「我々は……一体何を?」
【一創神:クァルクァン】
「意識を取り戻した者は神軍として参戦せよ、敵はまだ多い」
【???】
「困るではないか、我々の大切な仲間を利用するとは」
【ディージャード】
「来たか、クュルティンよ」
【獄国の闇:クュルティン】
「久しいな?ディージャード、今度こそ貴様を堕とし私が世界を管理してやる」
【ディージャード】
「このようなことは辞めるべきだ、お主の野望が世界を脅かしていることに気付かぬか!」
【クュルティン】
「黙れディージャード、私は貴様に捕らえられたあの時から既に貴様が脅威だと悟ったのだ!私を解放することなく捕らえ続けたその罪を決して許さんぞ」
【ディージャード】
「私を恨むならば周りは巻き込むな、お主が安静にしていれば解放することは考えていた」
【クュルティン】
「どうだかな?だが現に私は千年以上もの間捕らえ続けられた!その苦痛が貴様にわかるか?」
【ディージャード】
「私とてこのようなことなどしたくはない。お主が改心するならば私はいつでも解放する」
【クュルティン】
「そうか、だがもう私は抜け出した。その意味が貴様に分からないはずはなかろう?」
【ディージャード】
「この争いを止めてくれ、私はお主の脅威から世界を守らなければならないのだ」
【クュルティン】
「ふはははは!愚かな!私は最初から貴様を倒しこの世界を手に入れるつもりだ!」
【ディージャード】
「お主の野望はよくわかった。私はお主を今度こそ許すわけにはいかん」
【ネフラディ=エーゼル】
「王神様、我々にお任せください」
【クュルティン】
「あの時の忌々しい配下か……。貴様のこともよく覚えているぞ? 私は今度こそ貴様らを手中におさめる」
シュッ
【邪神:ティーオザグ】
「クュルティン様、お待たせ致しました。残る神々はこの王神界のみとなります」
【クュルティン】
「よく戻った。早速だがやつらに対抗する勢力を創造せよ」
【邪神:グリプオール】
「それならば問題ありません、エルガルド様が既に結界に封じ込められる前から創造していた邪神たちが居ります」
【クュルティン】
「ほう?それならば体力の温存が可能だな」
【グリプオール】
「はい。現れよ」
“邪神召喚(ジーニース)”
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
【ディージャード】
「なんだ?」
ゴゴゴゴゴゴッ!
邪神たちの前に新たな四体の邪神が現れた
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