社長の右腕

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「社長の……と言うより、布川室長の、と言った感じですね」 最後にドアの前で一礼するとき、 徳島部長の笑いを含んだ声が聞こえてきた。 数分後 先に社長室から出てきたのは徳島部長だった。 彼は私のデスクで立ち止まるわけでもなく、 私に一言だけ残して部屋を出て行った。 彼は私に 「俺が君を正社員に引き上げてやる」 確かにそう…… 言ったのだ。
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