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「ねえ、いったいいつなのかな？」
彼女が身を乗り出すように尋ねてきた。
「室長は準備が出来次第って言ってましたよね？」
「準備って、やっぱ引継ぎとかかな？私は何ともないけど、あなたは大変だね、社長秘書だもん。でも、布川さんがやれば何にも問題ないんじゃない？もともとやってたんだしさ」
「……どうなるんでしょう。室長はあくまでも統括する立場に立って、誰か別の人を社長の秘書にするんじゃないかな……。って、私の勝手な想像ですけどね」
「ふーん。でも、社長は寂しがるね。あなたのこと、相当気に入ってたみたいだし」
「そんなこと……ないと思いますけど」
「実際のところ、社長とは寝たの？」
せっかく、普通に会話が出来ていたのに、
急にそんな話題を振られて
私はため息と共に肩を落とした。
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