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私はこの時、感じた。
この部署内には
徳島部長に対する絶対的な信頼があることを。
本当に……何者なの?
私はこっそりと後ろを振り返る。
すると、徳島部長が私を視線で追っていたところで、
面白いぐらいピタリと目が合った。
小さな声をあげそうになって、慌てて前を向くと
「曲者(クセモノ)にしか思えない……」
と、心の中で呟きながら、私も気持ちを切り替えることにした。
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