番外編【私のヒミツ。彼の酒癖】

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「え、え!!?」 これには私以外の全員が大声で反応した。 ここは個室だけれど、きっと声は部屋の中だけでは納まっていないだろう。 「それ、マジ!?」 「マジ、マジ、大マジ。まあ、何人と関係持ってたかは知らないけど、そのうちの一人にできちゃったらしいよ?」 「ええーーー。意外。そういうところは抜かりなさそうなのに」 すると、宇野さんは意味ありげに笑った。 「まあ、女の方が一枚上手(ウワテ)だったってことじゃない?既成事実をつくって有無を言わせず、課長をゲット」 「うわ、コワッ!!」 「すごい女だね。社内の子?」 みんながビール片手に身を乗り出した。
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