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部長は私をベッドに降ろすと私の上から追いかぶさり、乱れた私の髪の毛に指を通して整えた。
目の前にいるのは……
自分の『彼氏』だ。
なのに、尋常じゃないほどの鼓動の早さだ。
だって、部長ってば……
……普段とのギャップがあり過ぎる……。
「部長……」
寝そべった私は一定の距離を保とうとして、部長の胸に手をついた。
「何だ?」
「いつもと……違い過ぎます」
「酔ったんだから仕方ないだろ?」
「嘘……」
部長はお酒には強いはずだ。
そんな部長にとって、今日はほとんど飲んでいないに等しいはずだ。
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