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「今日は全然飲んでないじゃないですか……」 「ほんの少しで酔うことだってあるだろ」 部長はその言葉を言い終える前に私の首元の髪を掻き上げてキスを落とした。 「部長……」 すると、部長は私の首筋から唇を離した。 「いつまで俺を部長のままでいさせるつもりだ?」 部長が私を真上から見下ろした。 胸の奥が痛いほどに締め付けられる。 部長は私の目をしばらく見つめ、そして首筋に唇を戻す。 濡れた柔らかな感触は私の耳へと移動して、小さく噛んでキスをする。 「香乃子……」
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