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『部長のバカ!!』 私は顔を真っ赤にして心の中で大声で叫んだ。 そして、急いで服を着る。 本当にしょうがない彼氏だ。 今日は電話で文句を言ってやる。 鼻息を荒くして着替えを終えた私は固い決意を胸にロッカールームを出た。 「部長のバカ」 心の中で何度も呟きながらエレベーターに乗った。 恥ずかしさと怒りにも似た感情が治まり切らないままロビーに降りると 思わぬ人物に出くわした。
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