第2章 天使、新撰組に

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(なんか連れて来られちゃったなー。ま、いいか。) 陽月は、意外にも斎藤に抱きかかえられて屯所に着いた。 斎「総司、どうするつもりだ?副長は反対するだろう。」 沖田は何故か自信ありげな顔だ。 沖「まずは近藤さんのところに行きます!」 沖田は屯所の中を早足で歩き、ある部屋の障子の前にたどり着くと立ち止まった。 沖「近藤さんっ!いますか?」 ?「おー、総司か。入りなさい。」 沖「失礼します!」 斎「近藤局長、失礼します。」 陽月は降ろされ、部屋に一緒に入ると大柄な男が座っていた。 近「斎藤くんもか。どうしたんだい?」 そこまで言って近藤は陽月に気がついたらしく、斎藤と沖田に問いかける。 沖「えーっとですね、この子をここに置いてあげたいんです!」 ほとんど説明になっていない。 (これで分かったら近藤?さん人間じゃないよ~…) 子供の陽月でさえ呆れている。
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