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陽「なら良かったー。思いっきり転んでたから、びっくりしちゃったよー。」
人通りのない裏道に子供がいることに少し驚きながら沖田はニコニコして陽月に話しかける。
沖「こんな人通りがないところにいたら、危ないですよ。親御さんはどこですか?」
陽「んー?父様と母様なら、お空だよ?それに陽月ならだいじょーぶ。強いもん!」
陽月はニコニコしながら話しているが、2人は親が死んだと受け取ってしまった。
斎「…。(親がいないのか…)」
沖「そうなんですか…。じゃあ、誰が今陽月ちゃんを育てているんです?」
陽「陽月は今1人だよー?(母様は旅に出てみたら?って言ってたしなー。)」
斎「…。(身寄りもいないのか!?)」
沖「一人ぼっちなんですね…。それなら、僕らのところにしばらくの間いませんか?」
これには斎藤も陽月も驚いた。
斎「総司、待て。副長が許すと思うのか?」
沖「じゃあ親がいない子供を放っておくんですか!?」
斎藤もそれには言葉が詰まり、話は勘違いされたまま陽月は新撰組屯所に連れて行かれることになった。
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