14 すれ違う気持ち

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「ハルがいいって言うんなら、それでいいんだ」 颯太はそれだけ言うと、立ち上がった。 「呼び出し?」 「うん。ショーコ、委員会終わったみたいだ。俺、行くわ!」 「うん。行ってらっしゃい」 ハルは笑顔で手を振った。 「ハル」 「何?」 「今度、4人で帰ろうか」 「な、何で!?お邪魔でしょう!」 「ショーコな、ハルと友達になりたいらしいよ」 「え!?嘘!?なんで私なんか!」 「......さあな!」 颯太はそれだけ言うと、背を向けて校舎に向かった。
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