4 仲良しの3人
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きっかけは、秋と2人きりになった時だ。 中学3年の後半、颯ちゃんが進路のことでよく担任に呼び出されていて、秋と2人で帰ることが多くなった。 無口な秋と、おしゃべりな私。 いつも半端な返事しかしないんだけど、分かれ道ではしっかりとこちらを向き 「じゃあ、また明日」 と、真顔で手を振ってくれた。 それだけのことだけど、私の中で秘めておきたいことに変わっていった。
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