第1章

6/12

7人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
希は、「あのう、もしよろしければ、今度私の手料理も食べてもらえませんか。」と聞く。 猪田さんは「希さん、気にしないでくださいね。私は今のままが幸せなのですから。」と答えると笑っている。 希はこれだけやってもらっている猪田さんに恋心一感じない。 自分の中で猪田さんて何だろうと自問自答してみる。 ただの優しいお隣さん。 恋愛対象には見れない、そう思っている。 ある日、希の大学のサークルで素敵な男性と出会った。 岡本先輩だ。 優しい人でとても人気があってモテル。 なのに希を好きだと言って付き合ってほしいと言われた。 希は、「はい」と返事をして付き合う事にした。 ある日岡本先輩を向日葵荘に連れて来た時だった。 希は、その日は、岡本先輩の為に自分の手料理を振る舞おうと考えていた。 材料も買ってきている。 昼から、夕方にかけて二人でゆっくりと部屋で過ごしていた。 岡本先輩が、希を見つめている。 希も岡本先輩を見つめている。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加